Carved Kinship 1st mini album

       Rebellion

     1. Legacy from east
     2. Balkan wind
     3. Lost horizon
     4. Battle of waveside
     5. For the sake of...
     6. Faint light


     mp3版
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     abraham2ndkabuki@gmail.com

     ジャケット、歌詞カードをダウンロードできます。
     http://ux.getuploader.com/carvedkinship/

     1980年代末から1990年代前半に勃発したユーゴスラビア紛争。
     その結末はヨーロッパにおいて第二次世界大戦以降最悪のものとなった。
     7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、そして、1つの国家。
     圧倒的な指導者の死亡、長引く経済の停滞、共産主義の限界。
     昨日までの隣人は、今や敵となり、そして、バルカンの地は、この世の地獄となった。

     僕たちが生まれた時代。
     決して遠い過去の話ではなく、今も燻り続ける、民族、宗教、思想の問題を
     今回、取り上げることにしました。
     あくまでフィクションですし、かなり偏った立場の歌詞になってしまいましたが
     僕自身は戦争に正義とかを感じないので、気分を悪くしないでください。
    
     歌詞は全てAbraham2ndが担当しました。
     僕自身英語で歌詞を書くことがあまりなく、難しい部分もありました。
     それなのに、書きづらい内容に手を出してしまったとも思いますが、音楽を作る者として、伝えるものがなければならない、
     というのは常々思っていることでありまして、やはり今、日本にいても国際化に目を背けることはできないし、
     実際に、自分が今グローバリゼーションを学ぶ身であり、
     また、現在の日本は近隣諸国の力に押されている面もあるようで、非常に不安定な状態だな、と感じる訳で、
     そういった時に、自分が何も知らないふりをして生きていく訳にはいかない、と思ったのが
     このコンセプトミニアルバムを作ったきっかけです。
     歌詞はかなり抽象的にはなってしまっていますが、実際に様々な書物を読む中で、
     政治とマスコミの影響力の大きさだったり、個人の力の弱さだったり、
     ヨーロッパと言っても非常に貧しい国が存在することも実感しました。
     少しだけ、wikipediaでユーゴスラビアについて調べてみるだけでもいいので、興味を持ってくださればありがたいな、と思います。

     Balkan windは大学の友人でパキスタンとのハーフ、noureen嬢が担当、
     時に繊細に、時に力強く、歌ってもらってます。
     Lost horizonはAbraham2ndの高校時代からのパートナー、H.landmarkが担当、
     非常に色っぽい歌声を聴かせています。
     そしてFor the sake of...は、前回のデモCDに続き、私、Abraham2ndが担当しました。
     3人のボーカルが違った人物を演じています。

     また、Balkan windのソロとBattle of wavesideのギターは、若きテクニシャン、めたらが担当し、
     Lost horizonのベースは、これまた高校時代からのパートナー、Remioが担当しました。


     以下は、歌詞の対訳です。


     2.Balkan wind    music/lyrics Abraham2nd, vocal noureen

   夜を切り裂いて砲撃の音が鳴り響く
   この街から逃れよ

   昨夜、私はこの世の終わりを目にし、全てを失った
   正確に言えば、辛うじて私は生き延びているのだが
   でも、助けてくれる人は誰もいない

   無法者や狂人が街を制圧しようとしていた
   民間人には抵抗する術もない

   ある者は死に、ある者は連行された
   銃声と悲鳴は鳴り止まない

   私は生き続けるのだ、平和な地で待つ愛する人のため
   どんなに苦しくとも私の思いは変わりはしない

   来る日も来る日も、私を救うキャンプを探している
   飲まず食わずで森の中を彷徨いながら…

   ああ、夢の中で私を呼ぶ声が聞こえる
   この夢が叶い、この国が崩壊する以前のように笑うことが出来たら

   空から見る眺めは本当に素晴らしいもので、汚れなど全くない
   雄大なディナル・アルプス、優雅なアドリア海、それらは決して形を変えることはない

   彼がその世界を去る時、再びその美しい顔が見れるのだろうか
   どれだけ私は待てばいいのだろう

   どれくらいの人が私の事を覚えているのだろう
   国家を潰すにしてはあまりにも多くの命が失われてしまっている中で
   私はありのままで生きていくことしか望んでいなかったのに
   もしもう1度この世界で命を授かるのならば、民族や宗教は望まない
   私は今、バルカンの風となって自由に空を舞う



     3. Lost horizon    music/lyrics Abraham2nd, vocal H.landmark

   連邦軍が侵攻して以来、故郷は遠いものとなった
   友人の中には貧しさ故に逃げられない者もいた
   
   誰もこの状況を変えることは出来ない
   セルビア人は悪魔
   ウィーンでは真実を知り得ない

   人命は政治的遊戯の駒でしかないのだ
   生きる権利など持たない
   民族や宗教はこの地では無力だ

   ボスニアの美しい山々を思い返している日々
   聞いた話ではお気に入りの公園はムスリムの集団墓地になったという

   ニュースキャスターは毎日、何人死んだと伝えている
   平和ボケをした人々に

   同じような肌の色、血統、言葉はつまり、同じ地域に住める、ということを意味する訳ではない
   人命は露よりも儚いもの、悪魔の足音が迫る

   殺しの限りを尽くした時、人は英雄になれるのだろうか
   血と涙で飾られた英雄に
   人命は政治的遊戯の駒にすぎず、生きる権利など持たない
   この地では、民族や宗教は無力なのだ



     5. For the sake of...

   私は地方から来た
   仕事もなかったので、金を稼ぎに軍隊に入った
   1時間程で着くこの町と故郷には共通点も多く
   この町に住む友人もいた

   今まで人殺しをしたこともないし、今でもしたいとは思わない
   だが、生きるためには殺らなければならないのだ

   我が軍が制圧した時、生き延びている者はいない
   奴らが攻撃してくる前に「民族浄化」を成し遂げるため
   その地で何が起きているのか、それは兵士だけが知る
   この世に神など存在しないのだ
   気の触れた指導者が全てを破壊する、私たちは運命を受け入れるしかない

   この戦争が終わった時、金が手に入る

   容易な人の殺し方、そして、何故殺さなければならないか、それは学んだのだが
   自分の心を押し殺す方法は誰も教えてくれない

   この国では血統が複雑に入り混じっていて
   果たして自分が何者なのかは分からないのだ

   この場に留まることはできない、私の両眼はもはや使い物にならなくなっている
   政治家にとって真実は取るに足りないものであり、地位や役職しか見えていない
   そして町の中では殺人鬼や前科者で溢れている
   殺すために生きているような奴ら
   決して知らないであろう、この事実が、現代の本当の姿なのだ

   
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